21世紀になって、農業を取り巻く環境は大きく変化しました。
農水省は、戦後農政の57年間の総括、米の減反政策30年との決別を宣言し、農水省が消費者に軸足を移した農法や農業に競争原理を導入すると言う事が注目されています。
近代農業では、生産性向上に化学肥料や農薬が大きな役割を果たしてきました。
しかし、過度の化学肥料や農薬のの使用によって生態系は乱れ、また残留農薬による食品の安全性への危惧など、人間環境への問題が引き起こされて、今日的な大問題となっています。
また、食料が豊富にあるのに食材に対して不信・不安が増大しています。
食料の不信感は、これまでの食糧増産体制中心の農業が、根底から見直しが求められていると言う事であり、環境保全型農業で安全な食料の供給が求められていると言う事です。
このことから今後の農業経営は、生産から販売までを視野に入れて、「消費者に軸足を置き、安全で美味しい」を基本として、地域経済を支える存在の中で発展していかなければなりません。
では、どの様に安全で美味しい農作物を作っていけばよいか?
さて、私たちの身の回りには数え切れないほどの目に見えない「微生物」がいます。しかも微生物は空気中はもちろんのこと水中や土中にも無数に存在しています。身近にありながら直接感じることも見る事もできない微生物ですが、私たちの生活に強くかかわっています。
例えば山林の落葉や野生動物の死骸はどうでしょう微生物の働きによって分解され、微生物が分解して生じた有機物は、植物の栄養源として利用され草食動物から肉食動物へと食物連鎖が進んでいきます。
このように私たちに気づかないところで微生物は地球環境を維持するのに役立っています。
この微生物の特徴を利用した農法(有機的土壌改良、微生物農法)が今まさに、これまでの化学肥料中心の農業経営を見直す施策として注目されているのです。
今までやってきた化学肥料と農薬に頼った農法をすぐに有機栽培に切り替えるのは、不可能に近いと思います。
しかし、何もしなければ何も変わりません。
微生物農法ならすぐにでも化学肥料と農薬の使用回数を減らす事ができ後々には、有機農業への発展させることも可能です。
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