| 有機肥料3690exPSB(ミロクマル液)による 有機的土壌改良、微生物農法の勧め |
13.光合成細菌の役割
土の化学性の改善
光合成細菌の特性として高濃度の有機酸・アミノ酸・糖類等を急速利用しての除去、窒素、炭酸ガスの利用、硫化水素の除去等があり、これが土の化学性、即ち酸性化の防止、塩基障害の防止、N過剰障害の除去、老旧田の秋落ち現象の防止等に効果を発揮し、常に作物の生育に対して健全な土の化学性を保持する事ができます。
農作物の生殖成長に必要な微量因子の補強
農作物は、生殖成長期(開花→結実)には、アミノ酸の一種プロリン、核酸の一種ウラシル・シトシン等が必要ですが、光合成菌の分泌物中にはこれらの物質が多量に含有されているために、健全な開花結実を促し、増収をもたらします。
また、冷害による稲の不稔の原因の一つとして、正常粒に対して不稔粒中のプロリン含量は1/3であることが解明されています。
このことは、光合成細菌を施用することにより、冷害の被害防止も可能であることを示唆しています。
果実の甘味・着色・鮮度保持・貯性の増大
光合成細菌は多量のカロチノイド・ビタミンB 群・未知活性物質を含有していることから、果実の糖度の向上が促進されます。
また、半熟期でも完熟期の着色となり、間実の栄養分の充実により、鮮度や貯性が高まり、ツヤやコクのある果実を作ることができます。
連作障害(いや地)、イモチ病防除
農作物は自身で揮発性物質(ビネン等)の排出により、健全な環境を保持しようとする性質を持っています。
一方土壌は、土壌中の微生物により病原菌の胞子の発芽や菌糸の生育を傷害する、いわゆる静菌作用を保持する働きを持っています。
しかし、化学肥料の多用や農薬の使用により、土壌中の有用微生物は殺菌され、結果としてこれらの有用な作用を破壊しています。
また、病原菌はほとんどがグラム陽性菌で、乾燥や熱に強く、厚膜胞子・菌核・卵胞子などの固い耐久体を作り、1〜6年程度の長い生命力を保持します。
これに対して有用微生物は、主としてグラム陰性菌で耐久体は作らないために、生命力は短く、土の粒団粒構造や根によって助けられています。
この病原菌の耐久体は普段は休暇中で農作物に被害を与えることはありませんが、農作物の根から炭水化物や有機物、アミノ酸などの栄養源が分泌されると、発芽を引き起こします。
しかし、光合成細菌を施用し常に適量根圏に存在すれば、光合成菌の特性により直ちに栄養源が横取りされてしまい、病原菌の耐久体は発芽しないのです。
又既に発芽した菌糸も光合成菌の施用により栄養物質を横取りされ、耐久体を作って休眠状態になります。
すなわち、光合成細菌によって病原菌を不活性化状態(休眠状態)にしますから、連作障害が発生しないということになります。
さらに、これ以外に光合成菌の施用により放線菌が増殖し、放線菌の働きにより病原菌を溶菌する効果もあり。
水田のイモチ病も同様に、適当な量の光合成菌を施用することによって、防除できることが各地で認められています。
日照不足による生育不良の排除
農作物の光合成は、400ルックス以下では作用しませんが、光合成菌の受光器管はバクテリオクロロフィルを含有し、
近赤外光を有効に吸収しますから、500ルックスのような暗い光度でも10,000ルックスの明るい照度の10倍以上のバクレリクロロフィル量を出し、このため日照不足時に光合成菌を施用すれば、農作物の光合成を助け、正常な生育を確保することができます。
フェロモン効果による着花(受粉)の促進
光合成細菌の持つフレバーは昆虫類の絶好の臭いであり、開花期に散布すれば、昆虫が誘引され、受粉が可能となります。
その他
キノコの菌糸・子実体の発生促進・蚕の蚕座に用いる事により、麹・ウイルス病等の発生を防止し、
かつマユの生産量・品質の向上が可能で使用されている。